理事長挨拶・法人紹介

理事長紹介

理事長 家森 百合子

『家森クリニック』は高機能の発達症のお子さんを対象とした小児リハビリテーション科個人クリニックとして、2013年4月に開院しました。2016年秋には『医療法人家森クリニック』となり、2017年に増設、2018年4月学習支援に特化した放課後等デイサービス『ひかり』を併設することになりました。
 発達症のお子さんの多くは、生まれたときから生きにくさを生きています。飲まない・寝ない・泣き止まないなど、お母さんを不安にさせるような症状が最初の症状であることも多く、反り返って抱きにくいなど愛着形成を阻害するような姿勢の問題も持っています。音過敏・光過敏・味覚過敏・匂い過敏など、本人にしかわからない感覚のために、常に不機嫌である場合もあります。その上、幼児期には、手足や口や目の不器用さのために失敗しては癇癪を起し、不注意・多動・衝動のため制止されたり叱られたりして暴れるなど、家庭でも集団の場でも困難が増し、自己肯定感を持てなくなっていきます。また、不安をかかえながらNoやHelpが出せず我慢しすぎてしまうお子さんは、より細やかな配慮が必要です。更に、学童期になると不良姿勢・不器用に加えて、眼球運動・視知覚・音韻などの課題が明らかとなりますが、それらのことが学習(読字書字算数)困難の原因になり、行き渋りの原因にもなります。
自分を褒めることの苦手な発達症のお子さんに、個別治療と前向きな育児姿勢を通じて自分を褒め好きになる経験をしてもらいたいと思っています。前向き育児のコンセプトは『心の安心の貯金通帳』です。これについては、クリエイツかもがわ『子どもの気持ちがわかる本』に書かせていただきましたので、ご参照いただければ幸いです。
これからも、スタッフそれぞれが日々連携しながら、園や学校との協働も含めた支援を繰り広げていければと願っております。

経歴

1960年
洛北高等学校 卒業
1967年
京都大学医学部 卒業
1969年
在米(小児病院・自閉症施設など見学研修)
1970年
安井病院小児科(非常勤)
1976年
聖ヨゼフ整肢園小児科(常勤)
聖ヨゼフ医療福祉センター 副院長
2009年
同定年退職
2009年
京都武田病院小児発達外来(非常勤)
2013年
同退職
2013年
家森クリニック開設

所属学会

  • 京都大学小児科元臨床教授
  • 京都大学医療短期大学部助産専攻科元講師
  • 京都府立医科学会医療短期大学部
    地域リハビリテーション論元講師
  • NPO法人日本ボイタ協会理事長
  • 京都医健専門学校講師
  • 日本脳性麻痺研究会(幹事)
  • 日本小児科学会(専門医)
  • 日本小児神経学会(専門医・元評議員)
  • 日本リハビリテーション医学会(臨床認定医・専門医・元指導医)
  • 京都地域リハビリテーション研究会
  • 日本小児心身医学会
  • 日本児童青年精神医学会
  • 日本感覚統合学会
  • 日本LD学会

著書紹介

やもり育児語録

子どもにはしてあげるよりさせてあげる
上手になったらしてもらうこと

『ありがとう』は子どもへの最高の誉め言葉。
『ありがとう』を沢山もらうと子どもは自信に満ちてくる

親が子どもの言うことをよく聴いてやれば
子どもは親の言うことをよく聴く

知能が高いより、知識が広いより、知恵が深いこと。
知恵は人からしか学べないから。
知能は縦糸、生活力は横糸。
広い布はこころの安定を約束する。

不器用は 本当は宝もの ダイヤモンドの原石
不器用だから 根気がよい
不器用だから 努力家になる
不器用だから 失敗に強い
不器用だから 工夫が上手
不器用だから 上手に教えて呉れるやさしい人に出会う
不器用だから 不器用な人にやさしく教えることができる
不器用は 本当は宝もの ダイヤモンドの原石
不器用な子を大切に育てよう

子どもは否定する大人には否定で返し、
肯定する大人には肯定で返す。
そして感謝する大人には感謝で返す。

多動な子どもは 働き者 次々仕事をあげましょう
よく泣く子どもは 優しい子 人のお世話を頼みましょう
言うことを利かない子どもは やる気のある子 好奇心の塊
パニック起こす子 我慢の子 我慢の素を探しましょう

子どもに上手に出来たときと頑張ったときだけ褒めていると
子どもは上手に出来ないといけないとか頑張らないといけないと思ってしまう
幼児や低学年のときから頑張らせすぎると自信のない子が
育ちやすい自分は駄目な子と思いやすい
そんなに小さいときから頑張れるはずがないから
もっと気楽に育てよう優しさや思いやりを育てよう
子どもは人の役に立つことが大好きだから
人の役に立つことで自信を持てるようになるのだから

自分を変えることさえ難しいのに他人を変えることは不可能に近い。
それはわが子であっても同じ。
自分が変ればわが子も変ってくれるかもしれない。

『叱ると怒るの違うのは 後で褒めるか謝るか』
いつもいつも ほめてばっかりなんてできるはずはない。
ついイライラして怒ってしまったときは、『怒ってしまってゴメン』
と謝っておけばよい。

子どもの暴言暴行は弱い自分の心を守ろうとする
最後の砦
その子のよいところを見つけて認めてあげよう
よいところのない子なんて絶対いないのだから
見つけようとしていないだけ
どうしても見つけられないときは1日5回はお手伝いを頼んで
その都度『ありがとう』を言ってあげよう
自分が期待されているとわかったとき暴言暴行は消える

カーリング育児
カーリングは氷上のストーンを目標に向けて滑らせたら、ストーンを押したり曳いたりせずブラシをこすって目標の方へ導きます。
ストーンを子どもと考えると、子どもは『ありがとう』と感謝してくれる人、家事など丁寧に教えてくれて『そうそうそれでいい』と肯定してくれる人、自分で得意と思っているときに『やったね』と共感してくれる人を信頼し、近づきます。
感謝と肯定と共感は子どもを導くブラシの役割をする3種の神器のようです。
このような育児の考え方をカーリング育児と名づけました。
子どもが言うことを利かないと困ったときに3種の神器を使ってみてください。

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